1994-02-28 第129回国会 参議院 決算委員会 第1号
私はそういう点を心配するし、有畜農業を含めながら本当に土づくりを今こそやらなかったら、もう酸性土壌になって日本の農業なんてしまいにだめになってしまうんだから、そこら辺で、本当に緊急的なこの問題に絡めて、もっと農業の基本を、土を大事にするという農業をもう少し考えてもらいたい、こう思っています。 農林水産大臣、ひとつお願いします。
私はそういう点を心配するし、有畜農業を含めながら本当に土づくりを今こそやらなかったら、もう酸性土壌になって日本の農業なんてしまいにだめになってしまうんだから、そこら辺で、本当に緊急的なこの問題に絡めて、もっと農業の基本を、土を大事にするという農業をもう少し考えてもらいたい、こう思っています。 農林水産大臣、ひとつお願いします。
アメリカで起こっているような一つの砂漠化現象のようなものが起きないように、化学肥料でもって荒らされた土地を肥沃にするためにも有畜農業というものは極めて重要だというふうに私は考えているわけであります。そうした意味で、草地の今後の利用、そしてまた飼料生産基盤の強化を図っていくべきではないかと私は思います。
これは、米を論議するときは米の分野での話、畜産のときには畜産部門、そうじゃなくて、農家としましては、有畜農業とか総合農政とかいろいろなことで、これは複合的にみんな共通している問題ですから、乳価が下がったり畑作物が下がったり、それから米価が下がるということは、一稲作農家だけの問題ではなくて、一軒の農家があって、そこで牛が何頭か飼われ、畑もあり――畑もありじゃない、転作で畑をしなければならないのだから、
そのことがいわゆる地力増進の意味からいっても、輪作の体系の意味からいっても、もともと有畜農業という、畑作農業にとって一番望ましいのは有畜農業でございますから、そういう傾向がここ二、三年前から高まってきておるわけですね。さらに北海道には十万ヘクタールの水田の転作面積があるわけですね。
○国務大臣(山村新治郎君) 総合的にこれは考えてまいりたいと思いますし、そしてまた、有畜農業との結びつきということで、個々の農家につきまして、耕種と畜産をうまく組み合わせて成功している例というのは聞いております。
○稲村稔夫君 大臣、そういうことで、私は特に地力増進については総合的な機構というものを将来志向して工夫をしていただきたいということと、有畜農業と結合した日本農政の発展ということを考えたビジョンが必要なのではないか、そう思いますが、その辺を大臣はどうお考えですか。
それじゃなぜ有畜農業というのでしょうか。今まで家畜を飼っていたものがいなくなった、後退をしたということになるのでしょうか。有畜農業の振興対策というものについて何かお考えになっているのでしょうか。
○田中(恒)委員 現場では、例えば先ほども御意見がありましたが、やはり有畜農業というか、有畜農家をもう一度見直さなければいけない、あるいはこれほど耕種と畜産とが分離をして専門化していくと、単一農家で牛を飼えといったってなかなか難しい。しかし現実には、私どものミカン地帯でも豚を入れたらどうかという議論は、消えては生まれ、消えては出ておるわけですね。
そういう土づくりというものを積極的に進め、有畜農業を中心にして堆肥を、有機物を土地に還元をしていく、こういう格好の農業が強力に進められていきますならば、当然そこには肥料というものの種類、需要の種類というものもかなり変わってこようと思います。
そうしてまた、有畜農業ということが今言われております。土地がどうもやせておる、肥料ばかり入れて。これはやはり堆肥を入れなきゃならぬ。有機肥料を入れなければならぬ。有畜農業ということで肉牛というものが奨励され、そうしてまた、その方向に今進みつつある。
もちろん複合経営とかいろいろな農業経営のあり方として、土づくり、そういうことから有畜農業ということも言われてやっておることはもちろんでありますけれども、私はこういうことから考えますと、五十三年から始まりました水田再編対策というものは年々農家の協力によって、それは農水省の皆さん方の御努力もあり、農業団体の方々の努力もあり、五十三年からずっと目標が達成されておる。
昔は有畜農業という言葉があったのですが、もう一度思い直す必要があるのではないかとも思います。 そういうような北海道における寒地農業の方向について、農林水産省の中では特に対策室を設けていろいろ検討していただいているはずでありますが、それの現在までの作業内容やあるいは今後の見通し等についてまず伺いたいと思います。
○藤原房雄君 先ほどちょっと私も申し上げたんですが、やはりさっき大臣のいろいろなお話を聞きまして、多頭化それから大型化にだんだん進んでおるというそういう一面と、本州におきます複合的な農業の中での有畜農業といいますか、こういう形のものもこれは決してネグレクトするようなことがあってはならぬ、こういうことで、今後の農業のあり方として今日までもいろんな論議があったわけですけれども、そういう点もぜひ念頭に入れて
こういうように有畜農業を取り入れて、それに園芸農業を取り入れた複合経営にみんなで闘うこと十年、今日はここの農民の貯金は、これは農協の貯金だけですけれども、一戸平均二百八十万円ございました。こういうところあたりはどこでも全部借金が出てきます。ことは借金は出てこない。貯金の平均が二百八十万円、こういう農業に変貌しましたから、ここには特殊な方を除くと出かせぎ農民は探してもいないのです。
それは、たとえばこれからのこの畜産農業というものは果たしてこの大型経営というものがいいのか、それともこの複合的な有畜農業といわれるような形のものがいいのかということの指摘がなされておりまして、そのコメントから見てみましても、大方の意見として、やはり日本の場合には、この大型経営というものはどうも問題があるのではないかと。
かりにサトウキビをこれからつくるとしても、あるいはこれをやめて有畜農業にこれを切りかえるとしても、なるほど沖繩は畜産はかなり有望だと私も見ております。あすこで黒豚を飼う。草を食べて育つ豚もありますから、そうたくさんの濃厚飼料も要らないで豚が飼えます。しかも四六時中草がはえておりますから、それはある程度やれる。しかし、それはやれるとしても、基本の問題は土壌改良に置かなければならない。
われわれのところは、農林省で計画してきた大規模草地改良なり有畜農業、酪農などは、いまの状態からいえば、ほとんど全部失敗であります。一体どこにその失敗の条件があるかといえば、これはみんな雪のためにやられてしまう場合もあるし、いろいろな要素があって自然的な悪条件を構成して、それで失敗している。べらぼうな金を使って失敗している。
しかも、農林省が力を入れて、農基法制定以降、選択拡大の農業政策をとってきて、有畜農業を強力に推進してきた。今日の有畜農業はやはり飼料によって支配されて、その飼料がほとんど日本産ではなく外国から輸入した飼料で、一生懸命に農民が牛を飼い、豚を飼って働いたら、結局は外国の飼料に金を払っておるということになっておる。
また、有畜農業と申しますか、御承知のように、日本の食糧全体から考えてみますと、畜産関係が比較的脆弱である、こういうことに対して全力をあげてその需要をまかなうようにいたさなければなりませんが、そういうことで、昭和四十二年度予算で、全国の四カ所を指定いたしまして、営林局がみずから経営をすることによって肉牛の養成をいたしていくことを試験的に始めることにいたしまして、予算についても御審議を願っておるわけでありますが
しかもまた、私は先ほど堆厩肥の問題について地力をつけるということを申し上げましたが、その前提となるのは、どうしても有畜農業です。有畜農業を伸展さしていくためには、どうしても国有林の開放ということに結びついてまいるわけです。
しかし、面積だけを拡大するだけが能じゃないのでありまして、何とか牧草等の試験あるいは土壌改良等をもっと積極的に行なって、早く稲作と酪農とを、そういう有畜農業とのかみ合わせで、複合経営を考慮すべきだと思うわけであります。もっと積極的な姿勢と御方針をひとつ打ち出す必要があろうと思います。この点に関して、もう一ぺん局長から意欲的な答弁を期待をして、再度御答弁を求めたいと思います。